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2007年10月21日 (日)

070610 日本へ4

足が攣った。目覚めたら午前2時15分だった。昨日は一日調子が悪かった。やれやれ、これからあと何回起きるのだろうかと気にしながら、バンテリンを大腿部に擦り込んだ。2回目に攣ったのは545分。

 

今朝は、「日付変更線通過記念リーグ戦」がある。心身共にすっきりさせようと、シャワーを浴びた。

太陽は雲間に隠れているようだ。日本に近づいているためか、海は、どす黒く波は荒れてきた。時折、岩にでも当たったように、船が左右に身震いをする。パソコンを叩いている音でカミサンが目を開けた。「…あなたと同じで、…私も足が攣ったわよ。普通の人が足攣るって、心臓が良くないってことらしいわね」そう言った。かと思うと、また寝息を立ててしまった。

 

715分、波は徐々に白波の数を増やしてきた。ナビを見ると、船の速度は落ちてきていた。いつもより早いが朝食に出る。デッキゴルフのメンバーに、本日のリーグ戦の対戦チームの変更を承認して貰う必要が出たからだ。

八点鍾の前に『本日は時の記念日です』とアナウンスがあった。途端に、レストランの中で、ワアアアアという、忘れていたことへの感嘆の声が上がった。いつの間にか、日本の暦と遠ざかっていたのだ。船長の朝の挨拶が、朝食を取りながら聴けるのは時差の関係だ。

 

Img_2327_6gatu_10_ka『雨が降っています。日本の中国地方の東西に梅雨前線があります。太平洋上で遭遇するにはやむを得ません。日本の梅雨時に入りましたので、少し揺れてくると思います。北緯29°34′、西経173°01′。南西に種子島、また小笠原の北、鳥島に近づいています。速力19ノット、時速35k、天候は雨、南西の風17m、気温25℃、水温236℃、波の高さ約2m。』

 

実は食事どころではなかった。レストランの中に、メンバーの顔を探しながら、眼が泳いでいた。リーグ戦の予定が狂ったのだ。10時に「帰国説明会」があることを昨夜の船内新聞で知った。それは全員の出席が必須。2つの問題が生じた。

1点目は、945分には試合終了をさせなければならない。本日午前中に2試合を消化するには、スタート時間を845分に早めたい。2点目は、工藤さんが明日のフォーマルのために美容院予約時間と重なったこと、塩野さん、草浦さんの二人が写真発表会に出席する時間が控えていたことである。

前夜、夕食後かメインショーが終わってからでないと、翌日の船内イベントスケールが判らない。乗船客が全員必なら尚更、事前に通達がなられて然るべきだ。これは船内サービスの運営上、問題のひとつだ。帰国1週間前の船内行事は船内新聞等でディスクロージャーすべきである。残り僅かになった時点では、船客が共有すべき必要な日程は、いわゆるサプライズを埋め込んだ企画もの以外は公表しておくことが望ましい。

 

A対Bの第1戦予定をB対Cに変えることで対処する。さて、その組み合わせの変更と早まる時間の了解を各自から得なければならない。5階の塩野さんの部屋へ駆け付けて、早くにお出ましを願いに行った。ノックしたが返事はなかった。朝食の席を急襲して他のメンバーにも45分スタートを了解して貰う。問題はまだある。天候だ。後部デッキに行ってみる。中央部は全く風を感じさせないが、右舷プロムナード側からの風はさすがに強い。 朝の報告では、風は17mだった。床面は濡れている。雨水は掃き出せば事足れることだが、天候が悪くなるという予測はどうしようもない。

松田さんと相談の上、残念だが中止を決めた。このことを再びメンバーに急いで伝えなければならない。メンバーがデッキに姿を現す道取りを考える。4カ所ある。左舷右舷のプロムナードデッキ、ドルフィン・ホールの中から出てくるコース。3階の展望風呂横から階段を上がってくるケース。2階のインフォメーション・デスクの電話に走る。塩野さんの部屋に、今度は電話をしてみる。奥様からランドリーに寄ってから向かう予定だと教えられる。まず、松田さんにそこで塩野さんを足止めしてもらう。

Img_2340 4階のドルフィン・ホールの近くで見張っていると、菅谷さんの姿。中止ですと理由を話すと、頷いて菅谷さんは、飄々と風の強いデッキをそのまま後部まで歩いていってしまった。独りで練習を始めた。さすがシングル。天候が悪ければ、寄せの練習か。頭が下がる。こうして、バタバタはようやく終わって部屋に戻った。

松田さんから電話が入った。2階のエントランス・ホールに上がって、経過と今後を話し合った。そこへカメラの水本君が立ち寄った。水本君が試写会の異見を求めたので、先ず、昨日の試写会での、「グリーンライト」と「ホノルル空撮の虹」に拍手した。ついでに、僕なりの異見を言わせて貰った。「南洋クルーズ」と謳っているのに、くっきりした斜光のある映像が見せて貰えなかったのが残念だったと。彼は独学で写真を撮り、プロのカメラマンになったことを語り始めた。写真はかなり粒子が荒れているがとの疑問には、ホームページ掲載のサイズを念頭に乗船したので、船客レベルのカメラを敢えて持ち込んだこと、そして自分の力量に科したとのこと。シアン系の強さは、レンズの特性なので割り切っているというのが、彼の答えだった。まだ僕には納得がいかなかった。

 

P1010144 10時に「帰国説明会」が始まった。神戸下船組はシアター、横浜組はドルフィンホール。こうしてみると、横浜組の人数が07年世界一周クルーズの数だろうか。この1ヶ月クルーズの卒業の中から、何人の方が世界一周クルーズに進級されるのだろうか。そんな想いで一番後ろの席から、星野パーサーの説明を聞いていた。

 

2階のエントランスホールでは、宅配便のタッグが配布された。こうなると、いやが上にも帰国の日が迫っている気分にさせられる。

Img_2330_610昼食を終える頃には、メンバーから再開時間を早くしたいという要望が出てきた。デッキゴルフ教室のインストラクター、黒川君は、この日も敢行するという。ではその終わりを待って始めようと5階のライブラリーで時間潰しをする。1415分を回った。デッキゴルフ教室の様子を見に行ってみると誰の姿も無い。どうやら、中止のようだ。

部屋に戻ると、高嵜さんからは、「15時現地集合で様子見」という紙がドア下に差し込まれてあった。ドアの前には船倉に預けてあったスーツケースが2個戻ってきていた。いよいよ慌ただしくなってきた。大きな揺れが来そうな天気だ。詰め込み作業の最中に、うつむいての作業は、船酔いを増す。少しずつ準備を始めねば…。

カミサンは、船友が写っている写真を11枚、各人用のCDに分類してコピーしてくれている。カメラを手にすると、案外自分の写真がないものだ。一週間ほど前から始めている。面倒な作業になるが喜ばれる。紙焼きにして手渡すよりも、修正や応用範囲が広がるので喜ばれる。足りないCDは早く買わないと、売店からなくなる。予備を買いに出る。毎回、そのCDを下船ぎりぎりの前日に手渡すことにしているからだ。

 

P10303591520分、草浦さんが待っていた。念のためにと、僕は床面を掃き始めた。乾けば出来そうな状態だと思ったからだ。高嵜さんが、菅谷さんが、長坂さんが現れた。練習でもしますかと呼びかけて、高嵜・萩原対菅谷・長坂・草浦の変則5人制で始めた。床面のハプニングが続出で、なかなか笑え、それなりに楽しんだ。

リーグ戦は、明日に持ち越しとなった。

ブリッジに行って、梅雨前線のその後の動きを訊いてみた。現在の状態で帰国できそうだとのこと。梅雨前線が停滞して上がってこないと予測しているようだ。この分なら揺れることもないか。荷造りは安心してできそうだ。

P103003416時、デジタルカメラ教室の作品発表会をシアターでちらりと覗いた。出品した写真を各人が解説している。丁度、塩野さんがそのプレゼンをしているところだった。シャッターチャンスを逃さなかったいい写真だった。


大分での地震は、その後も続きそうだと新聞にある。次男は、真紀子の帝王切開の手術にサインをしたと義妹からメールが届いた。陣痛促進剤の効果がなかったと担当医師が判断したのだ。今日は日曜日。火曜日にオペか。

 

夕食の前のメインショーはケイト・オカ・マジックショー」と読めず、カミサンが「オカマショー」と読んでしまった。この時間に展望風呂へ行ってしまいたいと、彼女は勇んで出ていった。

明日のフォーマルが終わると、慌ただしくスーツケースに入れる作業が始まると、誰しもが言い合っていると言って帰ってきた。身につける物を出来るだけシンプルにして、他は全部閉まってしまうことにした。

僕は、部屋のテレビで、マッジクショーを眺めていた。スレンダーな女性を入れ込む箱物のショーだった。手を代え、品を代えても、同じ箱物で終わった。道具立てが同じスタイルのマジックでは、見に行っていたとしても僕はたぶん飽きただろう。

 

Img_2335夕食は、ニックとカミサンが写真を撮っておきたいといっていた。ジュン君と撮ったあの「ジャパニーズ・ナイト」の時に姿を見かけなかったからだ。幸いなことに、レストランの左側に案内された。その右側のテーブルに、空いていますかと野村さんが、そして向かいに水本君が、しばらくして今度は、左側に高嵜夫妻が座った。「不味いですか?」と問う高嵜さんの言葉に、「これで、食事が美味しくなります」と僕。 結局、この右舷側の席は、食事時間の最後まで居座るグループになっていた。北村英治のラストが「海」で演奏されるというので、ようやく腰を上げたほどだった。

 

ラウンジサロン「海」には、多くの人が押しかけた。いつも以上に補助席が用意されていた。しかし僕は、聴こうとする元気もなく、プリントアウトした写真を仲間に配るだけで早々に引き上げた。シャワーを浴びベッドに横になった。2140分だった。両手で読もうとする新書版の本さえ重いくらいだった。頭の上のライトを消した。

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